Cloudflareは、DNS、コンテンツ配信、SSL、セキュリティなど、Webサイトの公開に関わる複数の機能を提供するサービスです。レンタルサーバーそのものとは役割が異なり、閲覧者とWebサイトの配信元の間で通信を支える使い方ができます。
DNSでドメインの向け先を管理する
DNSは、ドメイン名と接続先を対応させる仕組みです。たとえば、Webサイトを表示するサーバーや、メールを受け取るサービスの情報をレコードとして登録します。移行時にはWeb用のレコードだけを変えるのか、メールを含めて変えるのかを区別する必要があります。
CDNでファイルを配信する
CDNは、複数の拠点から画像やHTMLなどを配信し、閲覧者に近い場所からデータを届ける仕組みです。元のサーバーへのアクセスを減らし、表示を安定させる効果が期待できます。ただし、キャッシュされた古い内容が残ることもあるため、更新時の削除手順を理解しておく必要があります。
SSLとセキュリティ機能
HTTPS通信に必要な証明書や、疑わしいアクセスを制御する機能も提供されています。設定によっては、Cloudflareと元サーバーの間の通信方法が変わります。証明書の状態や暗号化モードを確認せずに切り替えると、リダイレクトの繰り返しや接続エラーが起きることがあります。
プロキシのONとOFF
DNSレコードでは、Cloudflareのプロキシを通すか、接続先をDNSで案内するだけにするかを選べます。プロキシをONにするとCDNや保護機能を利用できます。OFFでは、閲覧者が元サーバーへ直接接続します。
サーバー本来の応答速度を測りたい場合、プロキシONではCloudflareのキャッシュやネットワークの影響が含まれます。比較計測では設定状態を記録し、前後で条件を揃えることが欠かせません。
設定変更は記録を残す
Cloudflareには多くの機能がありますが、最初からすべて有効にする必要はありません。DNS、SSL、キャッシュなど目的に必要な範囲から使い、変更前の値、変更日時、確認結果を残しましょう。特にサイト移行では、問題が起きたときに元の構成へ戻せる記録が安全な運用につながります。
